工房織彩とは
工房織彩は、植物染料で染めて手織りの布を織る、染織工房です。
織り上げる布で表現したいのは、自然が見せてくれる美しさです。
染めに使う、藍・桜・梅・くるみ・ざくろなどの植物が持っている色を、
どう引き出して、どう染めたら、美しい色が染まるか・・・。
毎回、染めるごとに、季節や生えていた場所などで染まる色は違います。
好みの色になるまで、何度も煮出した液で、
重ねて繰り返し染めていきます。
必要な糸が好みの色に染まったら、織る準備です。
糸を巻き、機にかける経糸の準備をして、
1本ずつ通して、結んで、巻き取って・・・
糸とひたすら向き合いながら、機にかける作業をしていきます。
織とひとことで言っても様々な種類があり、
使う糸の種類、色の重ね方、機のかけ方、緯糸の打ち込みなどで
ことなる布の表情が生まれます。
デザインし、設計し、糸を染め、織りあげる。
それが、『手織り』という仕事です。